弁護士を探す際に,離婚や交通事故などの「専門」弁護士をお探しになる方も多く,また,ホームページなどで「専門」を名乗る弁護士も多くいますが,日弁連や弁護士会などで「専門」弁護士を認定しているわけではありません。「専門」を名乗っている弁護士は,すべて,「自称」専門弁護士ということになります。
中には,弁護士になってすぐに「専門」を名乗る弁護士もおりますし,離婚専門のホームページを持っている法律事務所が,交通事故専門や相続専門などのページも持っていることもあります。
「専門」弁護士をお探しになる方は,その分野での経験の豊富さを買って専門弁護士をお探しになるのだと思いますが,弁護士になってすぐに専門を名乗る弁護士が経験豊富なはずはございませんし,離婚専門と名乗りながら他のホームページで離婚以外の専門を名乗っている事務所が本当に信用できる事務所か否かは,皆様のご判断にお任せいたします。
当事務所は専門を名乗っておりません。それは,どのような事件でも,その分野の知識だけではなく幅広い分野の知識があってこそ総合的な判断が可能であり,いわゆる「専門バカ」に陥らずに適切な事件解決ができると考えているからです。
また,大事務所とは違い,ほとんどの事件を所長弁護士が自ら担当してきましたので,豊富な経験も有しております。大きい事務所の場合,人数は多くとも,所属弁護士はほとんどが弁護士になって数年の若い弁護士である上,人数が多いために1人が担当する事件が分散してしまうというデメリットがありますが,当事務所ではそのようなことはありません。
日本人は大病院志向が強いと言われますが,大学病院などでは専門が細分化されているが故に専門外のことはわからない医師も多く,また,研修医が担当となることも多いと聞いております。このことは法律事務所にも当てはまるかもしれません。