借金問題に強い弁護士の選び方|探し方の完全ガイド

借金問題、一人で悩んでいませんか?まずは現状把握から

「返済のために別のところから借りてしまった」「給料のほとんどが返済に消えていく」「督促の電話や手紙に、毎日心が休まらない」…。
借金の問題は、誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまいがちです。

しかし、その状況は決してあなた一人が特別なのではありません。経済的な事情や予期せぬ出来事で、誰にでも起こりうることなのです。

「借金がいくらになったら相談すべきか」と悩む方もいらっしゃいますが、明確な金額の基準はありません。

もしあなたが「返済が苦しい」と感じているのであれば、それが専門家に相談するタイミングです。月々の返済を少しでも楽にしたい、将来の見通しを立てたい、そう思ったときが、解決に向けた第一歩を踏み出すときです。

このページでは、借金問題で悩むあなたが、安心して相談できる専門家を見つけるための具体的な方法を、弁護士の視点から分かりやすく解説します。

このページを読み終える頃には、次に何をすべきかが明確になり、解決への道筋が見えているはずです。一人で悩まず、まずは正しい知識を身につけることから始めましょう。

弁護士?司法書士?どちらに相談すべきか徹底比較

借金問題を相談しようと考えたとき、多くの方が「弁護士と司法書士、どちらに頼めばいいのだろう?」という疑問に突き当たります。どちらも国家資格を持つ専門家ですが、債務整理においてできることには大きな違いがあります。

あなたの状況に合った専門家を選ぶため、まずはその違いを正確に理解しましょう。
当事務所のサイトでは、弁護士と司法書士,行政書士との違いについても詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

対応できる業務範囲と金額の違い

弁護士と司法書士の最も大きな違いは司法試験に受かっているか否かですが、取り扱える業務の範囲も異なります。

特に債務整理では、認定司法書士については、簡易裁判所での代理権が認められる請求の上限が140万円とされています。そのため、請求額が140万円を超える訴訟を代理することは原則認められず、こうした場合は弁護士への依頼が必要となる可能性があります。

  弁護士 司法書士(認定司法書士)
任意整理 金額の制限なく、すべての交渉が可能 1社あたり140万円以下の案件のみ交渉可能
個人再生・自己破産 代理人としてすべての手続きを代行可能 書類作成の代行のみ可能
過払金請求 金額の制限なく、訴訟まで対応可能 1社あたり140万円以下の案件のみ対応可能
その他 地方裁判所・高等裁判所などすべての裁判に対応可能 簡易裁判所での代理権のみ
弁護士と司法書士の業務範囲の比較

例えば、A社から100万円、B社から150万円の借金がある場合、司法書士はB社との交渉ができません。また、交渉の末に過払金が140万円を超えて発生することが判明した場合も、司法書士はそれ以上の手続を進めることができず、改めて弁護士に依頼し直す必要が出てくる可能性があります。

最初から弁護士に依頼していれば、このような二度手間や追加の費用を心配する必要はありません。

個人再生・自己破産での役割の違い

裁判所を通じて手続を行う個人再生や自己破産では、弁護士と司法書士の役割の違いがさらに明確になります。

  • 弁護士「代理人」として、依頼者の代わりにすべての手続を行います。裁判所への書類提出はもちろん、裁判官との面談(審尋)にも同席し、あなたの状況を法的に説明します。裁判所からの連絡もすべて弁護士が窓口となるため、あなたは安心して手続を任せることができます。
  • 司法書士「書類作成の代行」が主な業務です。申立書の作成はできますが、「代理人」にはなれません。そのため、裁判所とのやり取りや裁判官との面談は、基本的にあなたご自身で行う必要があります。手続の複雑さや精神的な負担は、弁護士に依頼する場合と比べて大きくなる可能性があります。

特に精神的に追い詰められている状況では、すべての窓口となってくれる「代理人」である弁護士の存在は、大きな安心材料となるでしょう。

もし、ご自身の状況でどちらに相談すべきか迷うのであれば、業務範囲に一切の制限がない弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士は幅広い法的手続に対応できるため、状況に応じた解決策を提案し、最後まで手続をサポートしてもらうことが期待できます。

失敗しない!借金問題に強い弁護士の6つの選び方

打ち合わせをしているビジネスマン

債務整理を成功させるためには、信頼できる弁護士をパートナーに選ぶことが何よりも重要です。

ここでは、借金問題に強い弁護士を見極めるための6つのチェックポイントを、その理由とともに詳しく解説します。

1. 債務整理の経験と実績は十分か

弁護士にはそれぞれ得意分野があります。

借金問題を依頼するなら、当然、債務整理の経験が豊富な弁護士を選ぶべきです。豊富な経験を持つ弁護士は裁判所の運用実務を熟知しています。そのため、スムーズな手続の進行が期待できるのです。

2. 費用体系が明確で、相場から逸脱していないか

弁護士費用は、相談料、着手金、報酬金、実費などで構成されます。

相談時には必ず費用の総額や内訳について確認し、追加費用が発生する可能性についても確認しましょう。費用体系が不明瞭な事務所は避けるのが賢明です。

3. デメリットやリスクも正直に説明してくれるか

債務整理には、メリットだけでなくデメリットも存在します。

例えば、信用情報機関に事故情報が登録される(いわゆるブラックリスト)、自己破産の場合は一定の財産を手放す必要がある、といった点です。

良い弁護士は、「必ず解決できる」「借金がゼロになる」といった耳あたりの良いことばかりを言うのではなく、手続に伴うデメリットや考えられるリスクについても、きちんと包み隠さず説明してくれます。

あなたがすべての情報を理解し、納得した上で最適な手続を選択できるよう、誠実に向き合ってくれる弁護士を選びましょう。

4. 住宅ローンなど個別事情への対応力はあるか

「住宅ローンは残っているけれど、マイホームは手放したくない」というご相談は非常に多く寄せられます。

このような場合、「住宅ローン特則」を利用した個人再生手続が選択肢となりますが、手続は複雑で専門的な知識が不可欠です。

弁護士を選ぶ際には、こうした個別の事情に対応できるだけの専門知識と経験があるかを確認することが重要です。

【当事務所での解決事例】

過去には、住宅ローンを数ヶ月滞納し、保証会社から一括返済を求められていた状況でご相談に来られた方がいらっしゃいました。

この方は、住宅を失うことを何よりも心配されていました。私たちは、直ちに個人再生の申立てを行い、裁判所に対して住宅ローン特則の利用を認めてもらうよう働きかけました。

その結果、住宅を維持したまま、住宅ローン以外の借金を大幅に減額し、生活を再建することができました。このような複雑な案件への対応力も、弁護士選びの重要なポイントです。

5. 裁判所の運用を熟知しているか

自己破産や個人再生は裁判所で行う手続ですが、その運用方法は全国一律ではなく、裁判所ごとに「ローカルルール」が存在します。

特に自己破産において、手続が「同時廃止」で終わるか、「管財事件」になるかは、依頼者の費用負担(管財事件では追加で20万円以上の予納金が必要になることが多い)や手続期間に大きな影響を与えます。

地域の裁判所の運用を熟知している弁護士は、どのような場合に管財事件になりやすいかを把握しています。

【 専門家としての工夫】

当事務所で破産手続の申立てを行う際は、申立てに必要な資料を事前に精査し、裁判所が疑問に思うであろう点や、管財人が調査しそうな点について、あらかじめ詳細な説明資料を添付するようにしています。

例えば、財産の動きが不透明に見える箇所があれば、その経緯を丁寧に説明する報告書を作成します。こうした先回りの対応によって、本来なら管財事件になる可能性があった案件でも、裁判所の理解を得て同時廃止で手続を終えられたケースが少なくありません。

これは、裁判所の視点を理解しているからこそできる対応です。

6. 破産管財人の視点を持っているか

自己破産手続で管財事件になると、弁護士が「破産管財人」として選任されます。

破産管財人は、破産する方の財産を調査・管理・換価し、債権者に公平に配当するという中立かつ重要な役割を担います。

この破産管財人を経験したことのある弁護士は、いわば「手続きをチェックする側」の視点を持っています。

そのため、申立ての際にどこが問題になるか、どのような点が調査の対象になるかを熟知しています。

【経験からくる強み】
私自身も破産管財人としての経験がありますので、ご依頼いただいた際には「管財人ならこの点を指摘するだろう」という観点から、申立ての準備を進めることができます。

問題となりそうな点を事前に整理し、的確な説明を準備しておくことで、手続を不要に複雑化させることなく、円滑に進めることが可能になります。これは、管財人経験のある弁護士ならではの強みと言えるでしょう。

早川法律事務所が借金問題の解決で選ばれる理由

ビジネスの男女が握手

数ある法律事務所の中から、なぜ当事務所が多くのご相談者様に選ばれているのか。

そこには、ご相談者様の安心と利益を第一に考える、当事務所ならではの理由があります。

弁護士歴15年以上の代表弁護士が直接担当

当事務所では、ご相談から事件の解決に至るまで、代表弁護士・早川(弁護士登録年:2006年)が対応します。詳細はプロフィールページをご確認ください。


事務所によっては、最初の相談は経験豊富な弁護士でも、その後の手続は経験の浅い弁護士や事務員任せ、というケースも少なくありません。

当事務所では、豊富な経験と知識を持つ弁護士が、あなただけの担当者として最後まで責任を持って寄り添います。これにより、常に質の高いリーガルサービスを提供し、ご相談者様に大きな安心感をお届けできると考えています。

相談しやすい体制と明確な費用

「弁護士への相談は敷居が高い」というイメージを払拭し、誰もが気軽に相談できる体制を整えています。
当事務所では、24時間受付可能なインターネット予約システムを導入しており、お忙しい方でもご自身のタイミングでご予約いただけます。

また、千葉県在住の方であれば、ご来所いただなくてもオンラインでの法律相談(Microsoft Teams、Zoom)が可能です。

費用についても、ご契約前に必ず丁寧にご説明いたします。原則として、委任契約書に記載された費用以外を請求することはありませんので、安心してご依頼いただけます。

まとめ|最適な弁護士を見つけて、解決への一歩を

借金問題の解決は、時間との勝負でもあります。

一人で悩み続けている間にも、利息は増え続け、状況は刻一刻と悪化していく可能性があります。

しかし、信頼できる弁護士というパートナーを見つけることができれば、必ず解決への道は開けます。

この記事でご紹介した、弁護士と司法書士の違い、そして「失敗しない弁護士の6つの選び方」を参考に、ぜひ行動を起こしてみてください。

まずは法律相談を利用して、専門家の話を聞いてみること。それが、あなたの人生を再スタートさせるための、最も確実で、最も重要な第一歩です。

もしあなたが千葉市やその近郊にお住まいで、借金問題にお困りでしたら、どうぞ一人で抱え込まずに当事務所にご相談ください。

豊富な経験を持つ弁護士が最適な解決策を一緒に見つけ出します。下記のお問い合わせフォームから、お気軽にご連絡ください。

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このページでは、借金問題で悩むあなたが、安心して相談できる専門家を見つけるための具体的な方法を、弁護士の視点から分かりやすく解説します。

このページを読み終える頃には、次に何をすべきかが明確になり、解決への道筋が見えているはずです。一人で悩まず、まずは正しい知識を身につけることから始めましょう。

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